2017-06-25 くすんだ時間。 本から目を離し、時計を見ると午後3時41分。動き出さなきゃ、と思うのに肌にまとわりつく水分を含んだおもたい空気がからだを押しつけ思考能力をも私からうばおうとしている。外を見ると、くすんだ色の綿が気だるそうに少しずつ動いている。短いようで、無限につづきそうなひと時。