人間への興味って、
藪から棒に、どうしてこの話題なのかと我ながらびっくりしてしまうけれど
ふと、あたまに浮かんだこと。
自分は、人間に興味がないって思ってた。
実は今も、思ってる。
なんでそんなに堂々と言えるかって?
だって、悪びれるようなことじゃないもの。
興味がないだけで、嫌いとは違うもの。
人を人として好きになったことも、なんどもある。
人が大勢で集まってるところとか、
表面的な付き合いとか、
そういうのを遠ざけたい気持ち。
来る人は、拒んじゃうかもしれないけど、
去る人は、ぜんぜん追いかけない。
人生は、一期一会で、巡り合わせは、縁の仕業だから。
人は離れていっても、愛は、常にそこにある。
って、好きな詩に書いてあった。
寂しくない、といったら嘘になる。
でも、そばに誰かがいても、寂しさを感じてしまう。
孤独ではなく、分かり合えない寂しさ。
孤独よりも、私を痛くさせるモノ。
それがわたし。
わたしがしたいように、でいいの。
何事も、無理強いはできない。
でも、ふと気づいてみたら、
人物伝、バイオグラフィー、〇〇の生き方みたいな本を収集したり、
好きな作家のバックグラウンドを調べたり、映画はアクションよりもドラマが好きだったり、
写真集は、漫然と写真だけ載っているものよりも、撮影者や被写体がわかるもの選んでいたり。
要するに、わたしはその人なりの人生哲学を持っていて、その思想や哲学を表現でき、世間からのリアクションを得た人に関心興味があって、魅力を感じるのだと思う。
集団としての"人間"には興味がないけど、
個人、それもユニークな"一人"を追い求め続けている。
平凡、漫然、ありきたりよりも、
振り切れた人に、つい惹かれてしまう。
ストーリーのある人には、自然とアンテナが反応してしまうもの。
つまりは、個性が認識できない対象を選び出して、好きという感情を抱くのは、わたしには困難なことなのだと思う。