くすんだ時間。
本から目を離し、時計を見ると
午後3時41分。
動き出さなきゃ、と思うのに
肌にまとわりつく
水分を含んだおもたい空気が
からだを押しつけ
思考能力をも
私からうばおうとしている。
外を見ると、
くすんだ色の
綿が
気だるそうに
少しずつ動いている。
短いようで、
無限につづきそうなひと時。
本から目を離し、時計を見ると
午後3時41分。
動き出さなきゃ、と思うのに
肌にまとわりつく
水分を含んだおもたい空気が
からだを押しつけ
思考能力をも
私からうばおうとしている。
外を見ると、
くすんだ色の
綿が
気だるそうに
少しずつ動いている。
短いようで、
無限につづきそうなひと時。